外房大原 初栄丸 TEL:営業時間:AM6:00~PM7:00 定休日:第1、第3月曜日 電話 0470-62-2807
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船長の言葉

2019年7月13日:絶滅危惧種を求めて・・・

何とも珍しいものでして我が船宿を拾ってくれた慈悲深き御客様に肖り、午後キントキ五目出船と相成りました・・・約3週間ぶりのキントキ五目への出船に高鳴る胸に水差す澄みきった潮・・・多くは求められまい・・・だが御客様は知る由もない・・・口に出せばいい訳になるだけ・・・どのみち逃げ場はない・・・予め立てていたプランに沿って進みゆく事としたが・・・




2019年7月13日:船が休み続きでは家庭は気が休まらぬが・・・

何度言ったら良いのだろうか?客なし臨休から一夜明けての出船・・・ここまで来てしまうと「事実は小説よりも奇なりと申しますが・・・」の高橋圭三の名司会ぶりを思い出しますがね・・・さて大海はと言うと潮は澄み渡り我が心とは裏腹・・・ビックリする位に口を使わぬ・・・娼婦なら勤まりませんよ・・・まあ大きな御世話ですが・・・その気のないイサキに付き合ってはいられぬと、早々に他物件への物色を始めたが・・・




2019年7月10日:オイラはニート家庭はヒート・・・

荒天臨休に客なし臨休が重なり何と4連休明けでの出船・・・座敷わらしならよろしいが、沖に出でぬ働きの悪い亭主が家に居たところで座敷あらしってなもんで、家族に煙たがられるほかないと・・・ほぼほぼ強制的な引き籠り予備軍と化している日々に笑顔はない・・・出るのは金とゴミと溜息だけ・・・実に風通しの悪い劣悪な環境である・・・罪なき囚われの身のよう・・・貧困が犯罪を生み富が驕りを生む・・・マイナス要素は行動面に支障をきたすが、プラス要素は精神面に支障をきたす・・・何れにせよ人は単一的で衝動的な生きものなのか?物事には完璧な証明はない・・・十人十色である・・・人にとって一番不幸な事は仕事のない事である・・・




2019年7月5日:大海の自由の女神はいつ微笑むのか?

前日のアメリカ独立記念日は客なし臨休と言うか雨・風の時化模様・・・イサキはいったい如何なるものの囚われの身なのか?イサキが自由の身となりて独立宣言をする日は来るのか?全ては神のみぞ知ること・・・魚影あるとも型出ぬ事には疑心生まれたり・・・イサキ居留守使えば我が心も留守番電話サービスに・・・イサキにダイヤルすれば「あなたが御かけになった電話番号は現在使われておりません・・・」だと・・・




2019年7月3日:イサキの心、我知らず・・・我が心、イサキ知らず・・・

文月の始まりは定休日に客なし臨休っ事で、先月同様に胃もたれが抜けきれない状況でして・・・おまけにイサキときたら上機嫌この上なかったのは、朝のひと流しのみというドケチぶり・・・勿体ぶってるだけで本当は魔法の媚薬コマセが欲しいんだろ?と血も涙もない売人の如くポイントを渡って行ったが、どこもかしこも鉄のカーテン状態でイサキは手枷足枷の大海の留置所暮らし・・・こうなったら大海の悪徳政治家だと片っ端からコマセのバラ撒きをするも空しいかな・・・イサキの対応ひょっこりはん状態・・・結局のところ朝いちの三畳一間のちょいの間の悦楽だけでの納竿に・・・




2019年6月30日:希望は失望に・・・

体のふしとふしを合わせて不幸せ・・・南無・・・あ~あ~いやんなっちゃった~あ~あ~驚いた~あの世から牧伸二も歌いだす始末さ・・・誰のせいでもありゃしない~みんなオイラが悪いのさ~尾藤イサオも黙っちゃいないさ・・・水割りを下さい~涙の数だけ~あいつなんか・・・飲み干してやるわ~堀江淳だって泣き出すよ・・・忘れてしまいたいことや~どうしようもない寂しさに~包まれたとき男は酒を呑むのでしょう・・・トドメは河島英五だよ・・・御免なすって・・・




2019年6月29日:絶望したからこそ希望が生まれる・・・

さて何度連休を繰り返したら良いのだろう・・・あたしゃあ月に一度や二度の出勤で用の済む、天下り先の高給取りの役員じゃあるまいし、大海の日々の変化を観察してたって一文にもなりゃあしない・・・1出2休1出2休の繰り返し・・・3歩進んで6歩下がるんじゃ365歩のマーチになりゃしないってチーターに言いたいですわ・・・そこに来て連日の南西の風の影響丸出しで何と水温15.9℃・・・実に3日前の出船時よりも6℃以上低下するという絶望的な状況・・・唯一の救いは潮が流れていないところ・・・どっちにしろ自然には逆らえぬ・・・3日前のスマイルポイントからとした・・・イサキの反応の濃度は薄く魚影も通常時より3m底にある・・・確実に潮は冷えていると実感・痛感そして落胆・・・たが立ち止まる事は出来ない・・・消え入りそうな反応を掴みスタート・・・あらま!?直ぐさま型が出てしまった・・・皆の仕掛けが入りコマセが馴染み、反応が呼応するように上昇していくがイサキ不機嫌極まりない・・・ふと南を見ると潮目が接近してきた・・・ならばとポイントを潮目の南に移動・・・水温が20.1℃に上昇したが潮が流れている・・・イサキ覚醒の魔法の媚薬コマセを皆で祈るように捧げる・・・するとイサキは憑りつかれたように我々の捧げるコマセに食らい付き、発情し始めたではないか!・・・じきに潮の流れも弛みイサキと蜜月関係に・・・20.1℃の潮目がイサキの変わり目となり、絶望から希望が生まれ羨望の眼差しを受ける定量者が出たのであった・・・




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