あみだくじ　あみだくじ　どれにしようか？あみだくじ～引いて楽しい　あみだくじ・・・当たろうが外れようが、あたりさわりが無けりゃよろしいが、沖でのヒラメ釣りはアミダババーが取り仕切る、あみだくじのようで・・・ヒラメの３．３５ｋｇ以外にもマハタ１．７７ｋｇを含む５匹に、ヒラマサの３．３ｋｇ何てのも交じったりもした・・・だがなぜか解せない自分がそこにいる・・・五月の始まりは・・・「お暇なら来てよね私寂しいの～」っと御客様とヒラメへの願い・・・五月みどりのヒット曲に肖って・・・。

風を感じず何かを感じ沖へ出す・・・潮流は前日とは打って変わり真逆に・・・大した流れもなく嫌な感じに囚われる・・・静粛なる時は過ぎ去り恐縮な時が訪れる・・・時折訪れる竿への反応は本命ど返しのマトウダイやカサゴにマハタ・・・挙句の果てはドチザメ・・・静粛～恐縮時と来て、しまいには萎縮なり・・・ああ昭和の日に万歳ご唱和ならず、御手上げ降参笑話に・・・。

前日の優遇ポイントは潮流れず冷遇・・・迷っている暇はなかったが、もしかしたら・・・そんな卑しさが沖出しを遠ざけた・・・だが先輩船頭の前向きな一報に心動かされ、気が付けば沖を目指していたが・・・

雨風の予報に出船に二の足を踏んでいた・・・が、しかし朝凪か？その後の展開をおよそ予想しながらも出船とした・・・

莫大な媒体への広告費に追われ、自転車操業の末に破産申告となった、てるみくらぶ・・・我とて例外ではない・・・度重なる時化に多くを占める少人数での出船・・・だが知るしとぞ知る我が船宿に、足を運んで下さる御客様が1人でもいる限り、決して息絶えはせぬよう大海に出で続けるつもりである・・・してからに３名での出船でも諦めず走り、見知らぬ人同士にあっても皆が笑顔で帰港・・・としたかった・・・が、海神は情け知らず・・・たった3名にあっても1名の大事な御客様をフイにし納竿に・・・。

確か・・・いや確かに明日は日曜日のはずであるが・・・どうしましたか？いやどうしたものか、予約が５名しかないという厳しい現実・・・満席でお断りしている船宿もあるそうだから、我が宿は不人気であるというこれまた悲しい現実・・・さあどうしたものか・・・

定休日に臨時休業となり何かと休みの多い卯月・・・新生活に慣れない若者も多くいるであろうが、自然相手の我々の生業はこうも天候不良で休みが続くと、休みに慣れっこになり勤労意欲が失われがちになってしまう・・・いやそうは行かぬ・・・腹を空かした幼子がいるのだ・・・気力を振り絞り２名での出船となった・・・だがどうであろう・・・前日の強風の爪痕が残っており、船体を覆うようなナグロがあるではないか・・・潮の香り以上に危険な香りが・・・と思われたが５：２４ヒラメ初見・・・正直このまま納竿となっても致し方ないであろう・・・そんな海況でありそんな竿数であった・・・まあ想定内ながらその後３時間ほどが徒に過ぎた・・・脱力感に支配されていた船上・・・そこに追い打ちをかけるように強まる風・・・やや澄んだ潮がナザに詰めている事を確認しナザ入りを決意・・・そして贔屓ポイントに仕掛け投入・・・もたつきながら仕掛けを最後に入れた長谷部氏の竿が着底間もなく弧を描く・・・強烈な引き込みにたじろぐ長谷部氏・・・あと３ｍ程まで来ても不用意にはリールを巻かせぬ強烈な引き込み・・・何だ？・・・２ｍ・・・１ｍ・・・来たー！今シーズン船宿ＭＡＸ６．３ｋｇがお目見えだ！見た目は３ｋｇ半と判断したが、身が超肉厚であったためドエライ重量ＵＰになったようだ・・・イワシ様抜きでナザでこのサイズは船宿的には久しぶりであろう・・・これだから分からぬもの・・・その後１０：１６河野氏がヒラメを手にし、２名で船中３枚にて帰港に・・・。

地獄の閻魔様現る・・・動かぬ潮に業を煮やし沖へ活路を求めるも、たった３枚のヒラメしか手に出来ずに、敗北の十字架を背負いて帰港に・・・アーメン・・・。

困ったものだ明日は予約ゼロ・・・南西が１８ｍも吹いたんじゃ水温低下そしてイサキは見込みなし・・・ヒラメならと行きたいが御客様は興味なし・・・どうしたものか・・・

本日は仏教の開祖お釈迦様生誕の日だという・・・だから皆様殺生を拒み釣行を慎んだのか？２名での出船となった・・・外は雨・・・心はどしゃ降り・・・９時を待たずに雨風ともに強まり、帰港し始める船も出始める・・・もう一息もう一度と奮い立たせ釣行を続け・・・たのも１０時までであった・・・寂しさ紛らす良型のヒラメもなく雨に打たれ帰宅に・・・。