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2016年9月4日:嵐去りても去らぬは閑古鳥!?
嵐の訪れは我々の労働意欲を削ぎ落とし、全てを闇へと葬り去ってしまった・・・大海にいずる事はいつ叶うのか?悶々とした日々の中で絶望と希望が交錯する・・・幾日たったであろうか・・・絶望の淵からようやく這い上がらせてくれた御客様の方々・・・キントキ五目での出船だと言う・・・時化前を思えば悶絶は必至・・・だがそれ以上に再び大海原に揺られる喜びが、我が心を駆り立てた・・・頭のなかで鳴り響くは雨の慕情・・・思うように姿を見せぬキントキに憎いと誹謗し、御客様がキントキを手にした笑顔を見れば恋しいと縋る・・・そして巡り巡って今は恋しいと、溢れ出る感情を抑えきれずに吐露し船上はキントキへの慕情と化す・・・も想い届かず、時化前ほどでは無かったにしても厳しい現状に変化は見られず帰港に・・・。